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おうじょうりろんはやっぱりおかしい

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(夏にさわやか、酢ゴボウです。
食べやすい大きさに切った新ゴボウを、さっとゆでてあく抜きし、
酢、砂糖、白梅酢、白しょうゆなどで好みの固さになるまで歯ごたえを残して煮ます。
それから自然に冷ますと、味が良くしみます。
ジオプロダクトは根菜類の調理は得意ですね。
枝豆もおいしくゆでられましたよ。)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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前回からの続きです。

以前から疑問に思っていたんですが・・・
糖尿病の人は飽和脂肪酸を摂ってはいけないみたいなことを書いている
ブログがあるんです。

たしかに油脂は同じグラム数なら、糖質よりカロリーが高いので、
同じ量なら太りやすいという理屈ならわかりますし、
油脂がインスリン抵抗性に関与している(しかし必ずしも害ではない)という話ならわかるのです。
(糖尿病の人は運動量を増やしたほうが良いというのもわかります。)

しかし牛乳じゃなくて、(ミルク)プロテインを買ってまで飲む
(つまり牛乳の脂肪を徹底的に排除する)必要があるのでしょうか。
豚肉じゃなくて、ささみみたいなものばかりじゃなければいけないのでしょうか。


糖尿病ネットワークの記事からです
=========================引用はじめ(抜粋)
1日1杯の牛乳が糖尿病リスクを下げる 
死亡率は4割低下

2014年09月25日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2014/022459.php

SW064_L.jpg


牛乳やチーズ、ヨーグルトなどは、脂肪分がたっぷり含まれているので、健康に悪そうなイメージがあるが、実は糖尿病の予防効果があるという研究が発表された。

乳製品の脂肪が2型糖尿病の予防に役立つ 
牛乳やチーズ、ヨーグルトなどをよく食べるでは、全く食べない人に比べ、2型糖尿病の発症リスクが23%低下することが、約2万7,000人の観察研究で明らかになった。ウィーンで9月に開催された「第50回欧州糖尿病学会」で発表された。

(以下略)

===============================引用終わり


P_Sratio[1]

(乳製品の脂=バターには、ラードや牛脂より、飽和脂肪酸が多いのです。
それなのに糖尿病の予防効果が高く、
糖尿病の死亡率を4割も下げるとは、すごくないですか!!


きっとこのブロガーさんは、
飽和脂肪酸を排除するのは3カ月だけだ、とか
太っていて血糖値がすこぶる高い人に限る、とか
言い逃れをするかもしれませんが。
…だとしたらですよ、
糖質制限食も同じようなものですから、
糖質制限食をたたくのはどうかと思います。
(糖質過剰で糖尿病になった人もいれば、
糖質制限食を短期間やっただけでも死んだ人もいる)

糖質を極端に減らすのは危険なんですが、
飽和脂肪酸を極端に減らすのが危険なのも間違いありません。



私がネットでいろいろな記事を読んだ限りでは、
飽和脂肪酸が糖尿病に直接的に関与しているという記事は見つかりませんでした。
むしろ飽和脂肪酸の不足は、成人病のリスクを高めるというのが多かったです。

糖尿病ネットワークのサイトは「乳製品は良いよ」みたいなスタンスだと感じています。
似たような記事がほかにもあるからです。
もちろん糖尿病ネットワークの記事を、そのまま信じているわけではありません。
AFPの記事は、信用できないが糖尿病ネットワークは信用できると、
そう思っているわけではありません。

糖尿病ネットワークの記事に、牛乳に特有のカルシウムに関して書いてないし、
同じように飽和脂肪酸が多い動物性の油脂がどうしていけないのか?矛盾しているからです。
それにしてもです・・・。
プロテインやささみにはカルシウムはありません。

今まで、くだんのブログに突っ込みを入れられなかったのは、
このブロガーさんは、肝心のところで、
英語の論文のリンクを貼っているからです。
英語の論文がちゃんと読める人が、シロウトブログなんて読まないから
突っ込まれませんよね。コラッ(`・o・´)۶ ☆イ




たとえAFPの記事であってもあいまいな表現であれば、
うたがってかかったほうが良いです

http://aoamanatu.blog.fc2.com/blog-entry-1073.html
======================コメントへのレスより、引用はじめ
No title

ぐうずさん、

王城さんは糖質制限食は完全否定ではありませんね。
それは認めております。

>さておき、王城さんは確かな学術根拠を元にブログで説明をされているので、(過激性は別として)論理には非常に説得力があります。


王城さんは英語の論文を参考にされていることが多いようです.。
事実、当該王城記事にも、英語論文のリンクが貼ってあります。
http://ojyokoita.blog.fc2.com/blog-entry-646.html

残念ながら私には、それを検証するだけの英語力がありません。
英語の論文が完全理解できる人は、王城ブログなんか見ないということは、
王城本人が一番よく知っていることです。

今回は日本語の、しかも論文より簡単な一般向けの報道記事ですが、
王城さんと私とでは、まるっきり受け止め方が違いました。

今回のAFP報道に(文字通り)目を通して、それから王城さんが何か書いてるかと思って、
ブログを読んだんですがその時点で、私も、糖質制限食に不利な記事だと思ったのですが、
もう一度しっかりAFPを読みなおしたら、江部式糖質制限食が正しいという記事だと思いました。

最初にAFP記事に目を通したとき、飽和と不飽和を勘違いして、
それを王城記事が強化したと気が付きました。

以前にも牛乳たたきのAFP記事で、記事後半のどんでん返しみたいのもので、
皆さん混乱したとかいうことがあったので、ブログ記事にしたのを思い出しました。
(だからわざわざAFP全文のコピーを掲載しました。)


もう一度当該AFP記事の内容を”最後まで”一語一句しっかり読みなおして
理解しなおすのに30分ぐらいかかり、
資料を集めて頭の中を整理するのに3時間ぐらいかかり、
ブログ記事にまとめるのに半日かかりました。

私だったら、とてもじゃないけれど、英語の論文まで範囲が広げられません。
もしも訳を間違えてしまったら・・・不が付くかつかないかみたいな単純な勘違いでさえ
とんでもないことになります。
間違いを指摘してくれる人がいないというのも大変こわいことなんです。

それにたとえ完璧に翻訳してあげるという人がいても、
外国の論文まで検証しはじめたらきりがなくて、
ブロガーに出来ることではないですね。


2016/07/10 (Sun) 07:27
フォーミディブル

===========================引用終わり
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コメント

それは大変だ

乳製品にはそれほどまでに飽和脂肪酸が多かったのですか。

困りましたね(苦笑)

というのも、もし、飽和脂肪酸が「悪」というならば、学童時に牛乳を1日3回「ガブ飲み」していた私はそれこそ「取り返しのつかない愚行」をしていた事になるからです。
しかも、現在も愛飲していますからね。
(ちなみに、以前もお話ししたと思いますが、私はフォミさんの御子息とほぼ同じ体格です)

決して「健康体」であると胸を張れる状態ではありませんが、牛乳の飲み過ぎで体調を崩した事はありません。
(お酒の飲み過ぎで具合が悪くなった事は、数え切れないほどありますが・・・・・)

糖質(乳糖)も飽和脂肪酸も良くないというのならば、牛乳はそれこそこの上ない「不完全食品」ですね。
そんな不良品を生産している酪農家は、「極悪人」になってしまいますね。

とはいうものの、私は牛乳を辞める気は全くありません。

王城さんの理論に対しての私の見解は「一点の曇りもない」いう訳ではありません。
「グレーゾーン」はあります。
(これに関しては、現段階では筋道立てて説明できないので、申し訳ありませんが言及する事ができません)

しかし、回転式や夏井医師を始め、糖質制限関連媒体で「自爆」をしてきた身にとっては、王城さんの「実証と理論の裏付け」は素直に受け入れられるものでした。
それは現在に至っても同様です。

ただ、懸念すべくは(上記の「グレーゾーン」とは違います)、王城さんのサイト参加者の多くは「海外文献」に関しては、ほぼ「スルー」である事です。
王城さんの解説に関しての評価するのならば、同時に解説の出自となった文献に対しても評価がなされるべきなのですが、残念ながら英文を読める人は少ないかと思います。
ご指摘のように、海外文献を読み、それを正当に評価できる方々は最初から王城さんのサイトに参加したりはしないでしょう。

内容の信頼性を判断するには、(日本語構成の)複数の文献や媒体を元に、外堀から地道に論理の足元を固めていく事が賢明でしょうね。


 

No title

ぐうずさん、

そうなんです、
牛乳の飽和脂肪酸は多いのです~~。


>内容の信頼性を判断するには、(日本語構成の)複数の文献や媒体を元に、外堀から地道に論理の足元を固めていく事が賢明でしょうね。

私もそう思います。

グレーゾーンであろうがなんであろうが、
ネットでは自分が思ったことは何を書いても良いのです。
しかし情報の出所を明確にするためリンクを貼る暗黙のルールがあります。
読む人はそれを読んで、「自分で判断する」必要があります。


私が尊敬する近藤誠さんは、「近藤誠を疑え」という本を書かれたようです。

「僕は教祖ではない。疑うことは考えること。この僕をも疑い、自分の頭で考え、納得できる治療法を選び取れ──近藤 誠」

そして、ネットでいろいろな論文や文献を読むことができるから、
読みなさいと言っているようです。

英語の論文ではそうはいきません。

脂質遮断の弊害

「読者に思考力を高めてもらうこと」を目的に、自らを疑念の題材とする姿勢には頭が下がりますね。
時期を見て、近藤先生の著書を読んでみたいと思います。
(最近は活字に触れていませんし)

体調や体格の個人差はあれ、あたかも「万人が脂質をカットするのが望ましい」というように受け取られる論調は良くないでしょうね。

脂質を遮断している最たるものがボディビルダーやボクサーなどの競技者ですが、身体には相当の負荷が掛かっている状態です。
私はボディビルダーではないですが、体脂肪が5%の頃が一番競技成績が良かったものの、それとは裏腹に日常生活ではすぐに体調を崩しておりました。
体脂肪が少ないためか体表面は無数に血管が浮き出ており、その当時の写真をみると見事に(?)痩せ細っている私が映っております。
糖質制限はまだやっていなかったのですが、体重調整のため食事量は若干抑え気味にしていました(それでも、一般の方々からしてみれば「食べ過ぎ状態」でしたが)
現在は体脂肪が10%を超えているためか、競技成績は相当落ちているものの、日常生活では余力が残されております。

私のような「草競技」レベルでもそうなのですから、プロアスリートや、アマチュアでも突き詰めている方々で、脂質を意図的にカットせざるを得ない方々はそれこそ骨身を削っている状態だと思います。
最近、空手家の角田師範が「ボディビル男子マスターズ50歳以上級」で優勝されました。
肉体は研ぎ澄まされているものの、残念ながら実年齢よりかなり老けて見えます。

また、「美白の女王」として一時期有名だった鈴木その子さんは低脂質の食事法の提唱者ではありましたが、肺炎で亡くなってしまいました。

最近の糖質制限実施者の相次ぐ急逝とは正反対の状態ですが、脂質の過剰カット、10%を下回る体脂肪は、生命体としての余力がなくなるような感があります。

私も実体験で痛感した事ではありますが、とはいうものの、競技成績のためには以前のように「無駄な肉は極力そぎ落とせれば」という気持ちは未だ残っております。

ただ、日常生活に支障が出るのは間違いないので、体脂肪10%以上で甘んじています・・・・・。






No title

ぐうずさん、

近藤さんの著書は数が多いし、古いのでもいいことが書いてあると思うので、
古本屋さんで安いのが見つかるもしれませんよ。
私は古本屋さんで代表作を買ったのと、
本屋さんで立ち読みしたり、アマゾンをチェックするぐらいです。


ある程度の体脂肪も必要かもしれませんね。
女性でも痩せて骨や血管が浮き出ている人は、
見た目でちょっと損していると思います。

うちの息子も痩せているので、もう少し太ったらいいのに・・・と、
勝手に思うのですが、競技との兼ね合いもあるし、
私自身が痩せなんで、人のことは言えませんが。


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プロフィール

フォーミディブル

Author:フォーミディブル
ふたりの息子を、ホームスクーラーで育ててきました。
母子手帳も捨てました。
2020年からは、大きな変革がやってきます。
社会のウソはあばかれ、
ホームスクーラー有利の時代になりました。
ワクワクの時代に乗り遅れないように
情報を分析し自分の頭で考えていきましょう。

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