希死念慮、自殺願望と向精神薬、心理療法

私の手元にロブ@大月という人の、リストカットシンドロームという本があります。
この人はネットでも古くから大変有名な方らしく、作家でもあり、
なんちゃらかんちゃらいろいろ、テレビや新聞でも、立派な活動をされているとのこと。
その、「リストカットシンドローム」(2000年)、からの引用です。

==============引用開始
僕自身にも、リストカットの経験がある。大学四年の九月頃だった。三年の十二月から就職活動をはじめていたが、なかなか内定がもらえなかった。そのことで、四年の六月くらいからは、親に責められる毎日を送るようになった。そして「来年からどうしたらいいだろう?」という不安や親からの圧力によって、精神状態が不安定になり、精神科に通い始め、「鬱病」と診断された。
精神科では、薬物療法と心理療法の両方を受けていたのだが、心はますます荒涼としていき、自殺願望だらけの毎日を送るようになった。
「リストカットすると気持ちが楽になる」と、現在も付き合っている彼女から聞いていた僕は、その言葉に誘惑されて、リストカットしようと決意した。

==============引用終わり

彼はこれ以後、リストカットにはまっていくわけです。

これはどう見ても、精神科の治療に、自殺願望=リストカットの原因があったとしか
言いようがないのではないでしょうか、典型的な例ではないかと思います。
どうしてこれほど立派な、ロブ@大月さんが、そのことについて言及していないのでしょう。
どうして、医者の医療ミスや薬害であると追及しないのでしょうか。


また、子どもの虐待や、DV(ドメスティックバイオレンス)の問題を
追及しているという彼は、こんなことも書いています。

彼のブログ「ロブ@大月「憂国」ブログ 」2011年7月9日付からのコピーです。

===============コピー開始
施設の子どもたちに、自己責任はありません。親の虐待や病気など余りにも劣悪な環境から守るために、施設へ移動させられて来るケースがほとんどです。

僕の息子も妻の精神的不調により、1年半乳児院にいました。そして、足繁く僕は妻と乳児院に通い、妻は病気を治すために必死に努力しました。

その結果、自宅近くの保育園の入園が決まり、幸運にも退所できました。そこまでの児童相談所などと命を削るような僕の攻防戦については割愛します。

===============コピー終わり

完全に矛盾しています。
この「僕」がロブ氏自身なのか目を疑ってしまいました。
(しかも彼のHP、ブログは非常に読みにくいので違っていたらご指摘ください。)

これは、ロブ氏の「新しい」家庭が、余りにも劣悪な環境であったと読めるのです。
奥さんがどうであれその道に精通している立派な父親がいて、
どうして子どもを施設に預けなければならなくなるのでしょうか。

しかし彼は、一貫して、自殺願望、希死念慮を持つ
「家庭環境が劣悪であった子ども」の立場である若者たちの話を聞き世話を焼く。
それ以後も、ハンデを持つ子の家庭教師のようなことをやったり、
つまりは他人の子どもの世話ばかりしている様なのです。

彼は核心の部分にふれてはいません。
彼自身の具体的な考えも、どこからも伝わっては来ません。
残念でなりません。

私はロブ氏を非難する目的で書いているわけではありません。
リストカットや、オーバードーズを繰り返す人たちが、この程度のものを読んでいるとしたら、
どうしようにも、止められないのではないかと、読んでいるこちらこそが、憂うのです。
どうしたらよいのか・・・・
ちゃんとした情報を得るのが難しい
というのが、問題だと思うのです。

               
               ・・・・続く・・・



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(1995/08)
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