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リンパ浮腫―子宮頸がん手術の後遺症

朝日新聞の、患者を生きる、女性と病気、リンパ浮腫の記事を要約します。
http://www.asahi.com/health/ikiru/

大阪府のある48歳の女性は、25歳から毎年、検診を受けてきました。
しかし36歳のとき、

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医師がのんびりした口調で言った。「子宮頸がんだね。でも、子宮の上の方をシュシュッと切るだけで、下の方は大丈夫だから」
 「円錐(えんすい)切除術」と呼ばれる方法で、子宮の入り口をレーザーメスで円錐状に1~2センチ切除することになった。手術当日に帰宅可能で、仕事にもすぐ復帰できるという。「そんなに簡単なんだ」。告知を受けても、ピンと来なかった。
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ところが切った細胞を検査したところ、がんが取りきれていないことが判明し、
早期であったが、再び子宮を取る手術を、一日も早くすることを勧められます。

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今回の手術は、数時間かかった。術前、医師は「おなかを開かないとわからないが、できるだけ卵巣などは残したい」と説明していた。ところが終わってみると、がんが転移していた骨盤内のリンパ節を切除した上、リンパ管にも広がっていたため卵巣も取ったという。
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そうしてこの女性は治療の後遺症に苦しむことになり、
足にむくみが出ることになります。

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全摘手術を受けた後、放射線治療を受けることになった。治療が始まって数日後。副作用の下痢が始まった。多い日は1日10回近く、トイレに駆け込んだ。皮膚にも、やけどのような症状が出てきた。
 計28回の治療を終え、4月20日に退院した。退院前に、リンパ浮腫の説明が主治医からあった。「たまに足が太くなる人がいてるんやけど、みんながみんな、なるわけやないから」

・・・「むくみが出てきたんや」・・・
 ネット上では、足が何倍にも膨らんだ写真ばかりが目についた。「放っておいたら、こうなるんや」。がんになったことより、リンパ浮腫になったことの方がショックだった。足が太くなったら、おしゃれもできない。当時は、ひざ丈のタイトスカートばかりはいていた。
 主治医に相談すると、根拠のない答えが返ってきて驚いた。「冷やしなさい」。看護師も同じだった。「お菓子についている保冷剤をあてたらええよ」
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TKY201110160118[1]

やはり、リンパ浮腫だった。1着2万円以上する医療用弾性ストッキングを、早速購入した。

 このストッキングははいているうちに伸びるため、半年で駄目になる。あすなろ会では当時、各会員が公的医療保険の適用を求める活動を続けていた。女性も活動に参加するうち、08年から保険適用が認められた。

 浮腫の治療は、日常生活の管理がすべてだ。女性も風呂から上がると、すぐにローションで足を保湿する。浮腫の皮膚は乾燥しやすく、細菌が入りやすいからだ。その後、滞ったリンパの流れをよくするため、30分ほどマッサージする。

 寝ているときにも足に適度な圧をかけるため、弾性包帯を15分ほどかけて足に巻いていく。そして朝、10分以上かけて弾性ストッキングをはく。1日のうち素足でいられるのは、風呂上がりのひとときに限られる。
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専用ストッキングは、保険では一度に2足までしか買うことが出来ないそうです。
この女性は、真夏でも3枚重ねてはくそうです。
リンパ浮腫は治りません。一生続けなければならないということなんでしょうね。
(リンパ浮腫の画像は、悲惨なため、このブログにはUPしませんが、
参考のため画像で検索してみてください。文字通り↑―何倍にも―です。)

で、これほど大変な後遺症の説明を受けたかどうかというと・・・

TKY201110170256[1]

あれほど、子宮頸がんの検診を受けろ受けろとやかましく言っている、
仁科亜季子さんも、子宮頸がん手術のあと
【20年ほど経った今もなおリンパ浮腫などの後遺症を抱えています。】
それだけでなく
【その手術の輸血で感染しC型肝炎にも感染してしまいました。】
【】内は9月18日朝日新聞より引用。

(仁科さんは人によくもいけしゃあしゃあと、
あんなテレビコマーシャルなんか・・・
子宮頸がん撲滅だかなんだか知らないけれど、無責任だと思いますよ。
今は子宮頸がん患者ではないというだけの話であって、健康ってわけじゃないんです。)


まぁ、この「患者を生きる」についてですが、
病院のやっていることは矛盾だらけですね。

自覚症状もないのに、毎年検診を受けてきた、早期のがんが、
どうして二度も子宮の手術を受けた挙句、
リンパ節から、卵巣までごっそりとらなければならないのでしょうか。
その上28回の、放射線治療です。
これが早期のがんに行われる治療といえるでしょうか。

後遺症についてはほとんどの人が説明を受けていません。
退院時に説明を受けても遅いんですよ。
「時々足が太くなる人がいる」で、説明と言えるでしょうか
病院にしてみれば、2度の手術に放射線治療その上後遺症の治療とくれば、
儲かって笑いも止まらないといったところでしょうが。

もちろん「がんもどき」の近藤誠さんや、安保徹さんは有名ですが
そのほかの専門家でも、こういう手術を勧めない人は多いのです。
安保さんにいたっては、転移していても治るといっています。

特に、自覚症状のない人は・・・
手術を受ける前、いや健康でいるときに十分勉強しておかないと、
後で後悔ということになりかねないということなのでしょうね。
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