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ヨーグルトには、本当に免疫力をアップする効果があるか

今朝11月7日の朝日新聞にカラフルな記事がありました
RIMG0053.jpg
食べて免疫力アップ
インフルエンザの、季節を当て込んでか、R-1ヨーグルトの写真もあります。
カラフルな記事なので、全面広告かと思ったら、マジな記事だったので、
こういう新聞記事をどう読むべきか・・・を、書かせていただきたいと思います。

この新聞記事の中で、一番怪しいのは、奥村康という人ですね。

こんなことを書いています。
===========================引用はじめ
腸の強い味方、乳酸菌
加齢やストレスでNK細胞は働きが鈍くなります。強化するカギのひとつが乳酸菌です。
免疫細胞が集まる腸の調子を良くし、NK細胞の活性を高める働きがあるのです。
便通がよくなり、快適な気分になることも免疫力アップにつながります。
============================引用終わり

m-20110825007_1314242700[1]
新聞記事の短い文章だけではよくわからない、
奥村康とはどういう人かと思って検索してみたら、こんなのが出てきました。
免疫特集
http://www.polishwork.com/meneki/report_2.shtml

これを読んでいると、安保徹さんの書いていることとよく似ているなと思ったら、
やっぱり安保さんの受け売りみたいです。

しかし安保徹さんの本「免疫革命」には、
乳酸菌がNK細胞に関与するとはひとことも書いてありません。
http://aoamanatu.blog.fc2.com/blog-entry-314.html

奥村という人はこんなことも書いています。
【乳酸菌には相性があります。自分に合った乳酸菌を見つけて、毎日の習慣にすることは、免疫力アップの有効な手立てになります。】

乳酸菌は今わかっているだけでも、279種類もあるのに、
どうやって「自分の免疫力をアップする乳酸菌」を見つけるのでしょう??


yakult-2008011601[1]

これについては
便に詳しい、辨野義己(べんのよしみ)さんの言っていることは正しいと思います。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌の働きがあいまいであること、

人の腸に居る菌はこれほどたくさんの種類や数があり、
個人によって、一人ひとりが食生活も、地域性もみんな違いますから、
その働きは「未解明」というのが、本当でしょう。

ただし、ヨーグルトなどの発酵食品が、便通に影響があるというのは事実で、
お通じがよくなる人も居れば、便秘がちになる人もいるそうです。

・・・となると、奥村さんの言っていることは、理想論であって、
実行は現実的に不可能だろうと思います。

===============================引用はじめ(抜粋)

辨野義己
http://www.taiho.co.jp/kenko/otayori/chounai01.html
gra_02[1]

Q腸内細菌には、確か「善玉菌」と「悪玉菌」があるんですよね。
 健康な人であれば、善玉菌20%、悪玉菌10%のバランスになっています。残りの70%は「日和見菌」といって、良い働きも悪い働きもする菌種です。善玉菌が優勢だと良い働きをしますが、悪玉菌が優勢になると悪さをします。とはいっても、優柔不断なのは日和見菌だけではなく、善玉菌のなかには他の菌と作用し合うと悪さをするヤツがいるし、逆に悪玉菌でも状況次第で良いことをするヤツがいるのです。
Q人間社会みたいですね。
 そう、まるで一つの惑星の生態系です。健康雑誌では、「善玉」「悪玉」とレッテルを貼って、それらの数だけが問題のように言われますが、実態はそれほど単純ではありません。特に日和見菌の働きはまだまだ未解明です。
Q大腸にすんでいる細菌の数って、どれくらいですか。
 ざっと「腸内細菌の重さは1.0~1.5Kg、その種類は1000種類以上、その数は600~1000兆個」ですね。
Q「ビフィズス菌」「乳酸菌」といっても、それぞれ1種類づつ、ではないんですよね。
 たとえば乳酸菌には279菌種あるのが分かっています。市販ヨーグルトのパッケージに、もし「カゼイ・シロタ株」と書いてあったら、それは乳酸菌のなかの「ラクトバチルス属」のなかの「カゼイ菌」という菌種の、そのまた一つ「シロタ株」、というわけです。

=============================引用おわり

(注、辨野義己さんがすべて正しいと言っているんではないですよ、
辨野義己さんは野菜は食べるが、肉は食べない、
そしてヨーグルトを毎日400グラムも食べているそうですが、
それほど偏った食事でなければ普通にお通じができないというのであれは、
この先生のお腹がどうかしているとしか、思えません。)


奥村という人はおかしいですよね、
どうもこの奥村さんの新聞記事の記述は、こう読み替えた方がいいのだろうと思われます。

自分の、腸にあった乳酸菌を見つけて
(そうでなければ、反対に便秘になってしまう人も居るので)
その菌を摂取すれば、お通じがよくなって、
「快適な気分になることにより」、免疫力がアップするかもしれない。
大腸がんにはなりにくいかもしれない。

つまり、ひどい便秘症の人が、便秘を治せば、
免疫がアップするといっているわけです。
ですから便秘が治りさえすれば、いいわけです。
だとすると何も、ヨーグルトではなくても、
繊維質でも、水分でも、油分でも、運動でも、マッサージでも、便秘薬でも
便秘が解消しさえすれば、何でも良い
ということになりませんかね?



あ!!そうそう、インフルエンザは普通、鼻やのどの粘膜から感染しますから、
あんまり便秘とは関係ないように思いますが・・・


免疫革命免疫革命
(2003/07/11)
安保 徹

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