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私なら医療用麻薬は使いたくない。自然に死ぬということはそれほど過酷じゃないから。

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がん治療で乳房をなくしたり、こんなことになるのなら、
がん治療そのものがやりたくないと思います。
骨転移のようなよほどのことがない限り、
麻薬性の痛み止めも使いたくないです。
http://www.nyu-gan.jp/expert/kitamura.aspx

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以前当ブログで、痛み止めについての記事を書いたころは、
がんの痛みにもっと医療用麻薬を使えという
ネット記事が多かったように思います。
外国では、もっと医療用麻薬が使われているが、
日本では少ないのでもっと使えというのです。

私はこれはおかしいのではないかと思ってきました。
しかし最近では医者がこんな記事↓を書いているんですね。
早い話ががんの痛み以外に、
医療用麻薬を使ってはいけないということです。

それだけではありません。
がん患者に医療用麻薬が使われている場合、
それががんの痛みに使われているとは限らないということです。

だいたいにおいて病院に通っているがん患者の多くは、
がんは切除されていますから、
がんそのものが痛むということが、
それほど多いとは思えません

おかしいのは抗がん剤による
「無間地獄」というほどの痛みや苦しみに対しては
「我慢するのが当たり前でしょ」みたいな対応をされることです。

私の実家の隣のおばさんは、
がん治療がものすごく苦しいと、
それでも医者は「仕事をしろ」「家事をやれ」と
尻を叩くのででつらくてしょうがないと、
さんざん聞かされました。
なんで私が愚痴を聞かされなきゃならんのかと
思ったものです(苦笑)

(このおばさんががん治療をやっていた当時、
私の母は、ひどい脳出血脳梗塞で、麻痺と痴呆がひどく、
脳のなかはぐちゃぐちゃになっていたみたいですが、
死ぬまで、一言も痛いとは言いませんでしたよ。
自然に死ぬことはそれほど過酷じゃないと思ったものです。)



末期乳がんで、放置するしかなかったあるブロガーは、
医者に勧められて迷った末に
医療用麻薬を使うことにしたのだそうですが、
がんは自然に治ってしまいました。
ところが
医療用麻薬を使うのをやめるのに苦労したのだそうです。

がんで、骨転移などがあると相当痛いらしいですが、
この人が治ったのは、ややこしい転移がなかったからだろうし、
そもそも、「迷って」いる時点で、
”がんはあっても医療用麻薬はいらない”
だったのではないでしょうか。




医療用麻薬で日本を壊さないために
モルヒネは痛み止めの王様ではない

2018/11/10 11:01
https://www.buzzfeed.com/jp/takuyashinjo/opioid
====================引用はじめ
医療用麻薬をもっと多くの患者のために
2000年以降、私は、がんの痛みにもっと医療用麻薬が使われるように、様々な研修や教育を積極的に繰り返してきました。
「海外では日本よりもはるかに多い医療用麻薬が処方されている。日本は遅れている」とよく話されています。日本では最近まで、この強力な痛み止めである医療用麻薬が、がん患者に限ってしか使えませんでした。そのことも医療用麻薬の使用量が海外と比べて少ない理由でもありました。
がんの痛みだけではなく、様々な痛みに多くの患者が苦しんでいます。あちこちの整形外科には、腰、膝、肩や首の痛みの患者が連日受診しており、飲み薬の痛み止めや、湿布、時には痛みのある場所に麻酔薬を注射をする処置を受けています。
しかし、痛みの治療には限界があり、わずかな効き目しか患者は体験していないことがほとんどです。「少しは効いているのかもしれない」「注射をしてもらっても楽になるのはせいぜい1日」「あっちの病院では痛みが楽にならないので、こんどはこっちに行ってみる」と満足できる結果ではないことが分かります。


変形性関節症・脊椎症や、椎間板ヘルニアによる、背中、腰、膝や股関節の相当な痛みのため、手術を受ける患者もいます。痛みのある悪い場所を治療するので、手術の後は驚くほど痛みがなくなることもありますが、それでも痛みが残る患者もまだ多いのです。
そこで、がんの痛みと同じように医療用麻薬を使えばもっと多くの患者の痛みを相当治療することができるのではないかと、私も考えました。以前から海外では実際にがん患者以外にも医療用麻薬を処方することはできます。
そして、2010年からは日本でもウェブで研修を受けてテストに合格すれば、「慢性疼痛(長く続く痛み)」の患者に対して医療用麻薬を処方出来るようになったのです。
医療用麻薬の実力と怖さ
私も、何人もの手術もできない、普通の痛み止めも効かない患者に、医療用麻薬を使いましたが、がん患者のような劇的な効き目はないことがほとんどでした。痛みで歩けなかった人が歩き出すようなことはありませんし、「麻薬を使ってもせいぜい2割くらいしか痛みは軽くなっていない」というのが現実でした。
もっと効果があると思っていたのに残念な結果でした。そして医療用麻薬の本当の怖さを、ある患者の治療を通じて知ることになったのです。
その患者は、乳がんの患者でしたが、がんとは関係のない首や肩の痛みで悩んでいました。医療用麻薬が大病院ですでに処方されており、私は地元のかかりつけ医として在宅療養での治療を引き継ぎました。その患者は、「痛み止めがもしもなくなったら困るからもっと処方してくれ」といつも話していました。
私は、「痛みの苦しみからこの患者を守らないと」といつものように「痛みは我慢しなくて良いです。痛いときには薬を飲んで下さい」と話してしまったのです。
すると、診療中おおよそ痛みがなさそうなときも、まるでたばこを一服するかのように、医療用麻薬を飲むのです。「これを飲むと不安がなくなる」「よく夜眠れるようになる」と言うようになりました。
本来の痛み止めの使い方ではないことに気がついた私は、「痛いとき以外には薬を使わないように」「少し減らしたらどうか」と話すと、その患者は烈火のごとく怒り出したのです。
「痛みを我慢しろというのか」「医者は患者の気持ちが分からない」と医療用麻薬の減量に強い抵抗を示しました。私が、「1週間に使う薬の量しか処方しない」と患者に伝えると、他の病院から処方を受けるようになってしまいました。
これらは全て、薬物依存の患者が示す兆候でした。がんの痛みに正しく医療用麻薬を処方して10年近く、経験のなかった事態です。本の知識でしか知らなかった、薬物依存の患者をついに現実に自分が診療することになったことを悟りました。
がん以外の痛みでは、がんの痛みと同じような医療用麻薬の使い方をすると、患者の一部は薬物依存になり、さらに生きづらさが強まってしまうことを知りました。
アメリカのオピオイドクライシス
多くの緩和ケアに関わる医療者の努力で、以前よりも多くの医師が、がんの痛みに医療用麻薬を日常処方するようになりました。しかし、がん患者であっても、がんとは関係のない痛みに医療用麻薬が使われていたり、がん以外の痛みに不適切な使われ方をしたりすることが日本でも目につくようになってきました。
一方で、医療用麻薬については先進国だったアメリカでは、「オピオイドクライシス」と呼ばれる深刻な現状が最近繰り返し報告されるようになってきました。


2018年の報告では、この15年(2001年から2016年)の間に、実際に処方された医療用麻薬が関連して死亡した患者は、4万人を超えています。
ちなみに、日本では交通事故死は3700人(2017年)、自殺者は2万2千人(2016年)です。
さらに、15才から24才の死亡のうち12%が医療用麻薬に関連していました。その多くは使用量が多いこと(オーバードーズ)が死亡の原因となっています。
自由に医療用麻薬を処方できることで、多くの若者の命を奪っている現状に今アメリカは苦しんでいます。同時に、医療用麻薬の依存症に対する治療も日本よりずっと進んでいます。
アメリカではいまや「麻薬は売人ではなく、薬局のカウンターから手に入れる」とまで言われています。
今後日本はどうする?医療用麻薬は規制されるように
私の現場の経験、感覚でも、医療用麻薬はがんの痛みには相当な効果があり、ほとんどの痛みを治療できます。これからもがんの痛みには十分な医療用麻薬が使われるよう、アピールしたいと思います。そして、正しく使用すれば、薬物依存(麻薬依存)のおかしな精神状態にはなりません。
しかし、がん以外の痛みには、医療用麻薬は、痛み止めの王様(the king of painkiller)とは言えません。それほど痛みも軽くなりませんし、私が経験した患者のように害が大きいのです。
日本でこれ以上、医療用麻薬が、がん以外の痛みに使われないように、私は強く主張したいと思います。アメリカのオピオイドクライシスを日本に輸入してはなりません。
さいごに、薬物依存の治療が十分に受けられない日本では、これからも医療用麻薬は規制の範囲内で、相当慎重に使用されるべきと専門家として警告したいと思います。
=====================引用終わり

それに
「痛いとき以外には薬を使わないように」
という言葉もおかしいですよね。
薬を飲んでいるうちは痛くないのですから、
本当の意味で痛いのか痛くないのかは、
完全に薬を抜いてからでしか
わからないのではないでしょうか。
完全に薬が抜けているかどうかはいちいち、
検査しなければわからないのではないでしょうか。
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