”夢の”化学物質の正体は・・・3

すっと以前の話になりますが、
私がカネミ油症事件について調べてみたきっかけは、

化粧品や軟膏に使われているオイルなどの原料について、
・・・曰く・・・
安定性が悪く、酸化しやすいオイルや原料(オリーブオイルなどの動植物原料)より
安定性が高く、酸化しにくいオイルや原料(ワセリン、流動パラフィン、水素添加されたオイル、シリコン、合成ポリマーなど)
の方が、化粧品や軟膏などに使われるオイルとして、安全性が高い・・・
また、化粧品被害などは過去の話、今は化学技術が進んでいるので、被害はありえない・・・
・・・これは本当だろうか?と、疑問に思ったからです。

実際に、化粧品や軟膏などの原料はそのほとんどが、安定性のよい合成品で作られています。
ワセリンだのシリコンだのって、化粧品の原料などではありません。
女性のお肌や髪に塗るようなシロモノではありません。
ウィキペディアによれば、シリコンは・・・
【耐熱絶縁体として軍需産業で利用が拡大した(B29にも使用された)】

本来工業用につくられたものなんです。


そしていろいろ調べていくうちに、この事件にたどり着いたのです。

カネミ油症事件です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/カネミ油症事件
これは米ぬか油(食用オイル)自体に問題があったのではなく、
食用オイルを製造する機械に熱媒体として使われていたPCBが、
配管のピンホールからもれて、混入したのです。

カネミ油症事件と、名は付いていますが、
明らかに"ポリ塩化ビフェニル(PCB)被害事件"といっていいでしょう。
私は、むしろそう名前を変えた方がいいのではないかと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ポリ塩化ビフェニル
【熱に対して安定で、電気絶縁性が高く、耐薬品性に優れている。加熱や冷却用熱媒体、変圧器やコンデンサといった電気機器の絶縁油、可塑剤、塗料、ノンカーボン紙の溶剤など、非常に幅広い分野に用いられた。】
よって、夢の化学物質、夢の油といわれたそうです。
しかしそのPCB自体が毒性が高く、入っているダイオキシンが猛毒だであるということが、
何万人というきわめて悲惨な被害を出すまで、明るみにでることはなかったのです。
【一方、生体に対する毒性が高く、脂肪組織に蓄積しやすい。発癌性があり、また皮膚障害、内臓障害、ホルモン異常を引き起こすことが分かっている。】



このような、被害の報道はあります、
そして、どうしてもその被害の悲惨さや、この食用オイルに目を奪われてしまいますが・・・

PCBを製造しまくり、売りまくっていたメーカーが、どうして報道で出てこないのでしょうか。
モンサントの、モの字も出てこないのでしょうか
鐘淵化学工業(カネカ)も三菱モンサントの名もどうして出てこないのでしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/モンサント_(企業)
【同社を有名にした商品の一つはPCBであり、アロクロール(Aroclor)の商品名で独占的に製造販売した。日本では、三菱化成(現三菱化学)との合弁子会社であった三菱モンサント化成(現在は三菱樹脂へ統合)がPCB製造メーカーの一つであった。また、農薬のメーカーとしても著名で、ベトナム戦争で使われた枯葉剤の製造メーカーでもある。この枯葉剤には不純物としてダイオキシン類が含まれており、後に問題となった。】

PCBはものすごく安定性が良いんです。
工業用機械や、電器製品などにも大量に使われました。
熱にも安定性が高く、もちろん酸化もしません。
だから厄介極まりないんです。

どんなに化学が進歩してもPCBの処理は遅々として進んでいません。
どんなに化学が進歩しても一度人間の体の中に入ると、出すことが出来ないんです。
そして人の脂肪に蓄積し、孫子の代まで重篤な被害を及ぼします。

危険性があるとわかっていながら、それを隠してじゃんじゃん使わせておいて、
大量の被害者を出し、隠し切れなくなってから
「あれには毒性がありました」と言われても遅いのです。

今回の報道特集の放送では、長崎の五島列島ではカトリックの信者が多かったために、
宗教上の都合で中絶をしなかった、そのため被害者が格段に多いと言っていました。
この事実をどう捉えたら良いのでしょう、皆さんどう思われるでしょうか。

このような危険極まりないものが、
今もどこかの貯蔵庫で、あるいは電器製品の中で、機械の中で今も大量に眠っているのです。
今回の東北の津波で、PCBの多くが行方不明になったともいわれています。


今はシリコンなどが、熱媒体として、いや、ありとあらゆるものに使われているようです。
工業用の原料を大切な髪やお肌に使って大丈夫でしょうか??


文中【 】内は、ウィキペディアよりの引用です。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する