センセー、タイヘンです!!、害虫の被害が広がっています!!

恐ろしい「沈黙の春」がやってきました。

以前は夜が空ける前に、まだ暗いうちから鳥の声が聞こえ、夜明けが近いとわかりましたが、
最近では、時間がわからなくなって、電気をつけて時計を見ないことには、
まだ夜中なのか、そろそろ起きる時間なのか、わからなくなりました。

春になるとウグイスがホーホケッと下手な歌の練習をしていて、思わず笑ってしまうのですが
去年は聞くことが出来ませんでした。
今年は歌が聞けるでしょうか。
以前住んでいたところでは、カッコウのなく声が聞こえましたが、
去年は鳴いていたでしょうか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

3月4日の朝日新聞の書評からです。

=================================引用開始
世界を騙しつづける科学者たち
ナオミ・オレスケス、エリック・M・コンウェイ<著>
「懐疑の売人」はなぜ消えないか

殺虫剤DDTは当初、奇跡の科学物質に見えた。
即効性があって効果も長持ちする。なのにヒトには害がない。しかし効き目があるからこそ、生態系の平衡を崩していた。分解されにくいDDTは昆虫の細胞内に残留し次の捕食者に移行して、生殖組織まで害するのだ。食物連鎖による生物濃縮。それは最後には鳥がさえずることのない季節をもたらす。1960年代初め、『黙の春』を刊行し、環境問題に大きな警鐘を鳴らしたレイチェル・カーソン。その彼女が今ネット上で徹底的に非難されているのをご存知だろうか。彼女は間違っており、ナチス、スターリンよりも多くの人を殺したと。
主張はこうだ。カーソンの警告によってDDTが40年前に禁止されたせいでその後何百万人ものアフリカで死んだというのだ。ひるがえって、DDTで直接、死んだ人はほとんど居ない。人間の生命より環境の方が大事だという考え方は誤りだと。
本書は、今更展開されているこのような批判の隠された意図を暴露している。政府による規制が、成功ではなく実は失敗だったと人々に思い込ませることができるなら、他の規制に対しても懐疑論を醸成、強化できるという意図を。
世の中には規制を受けたくない人が存在する。酸性雨、オゾンホール、二次喫煙、地球温暖化。いずれの問題も、科学者の中には半規制陣営に味方するものがいる。本書ではこれらの問題を順に検討し、そんな科学者たちを名指しで糾弾する(原題は「懐疑の売人」)。
科学的な問題のほとんどは、化学の問題ではなく、実は化学の限界の問題である。本当に危険があるのかどうか、今すぐにはリスクを立証できない問題。そのとき私たちはもっと研究が必要だとして立ち止まるべきか。それとも行動を起こすべきか。そこに懐疑の売人がつけいる隙ができる。
DDTに関する米大統領科学諮問委員会は行動を要求した。リスクの立証責任は、規制側ではなく、安全だと主張している側にあると。DDTは直ちに人を殺さなかったが自然界に取り返しが付かない変化をもたらした、DDTは禁止前から少量が減っていた。効かなくなりつつあったからだ。カーソンは生物の耐性の問題にも言及していた。一方で生態系をゆっくり浸潤していった。
私たちも、化学をめぐる議論の真っ只中にいる今こそ、真偽、善悪そして美醜の基準を確かめなくてはならない。カーソンをために非難することは、科学的に間違っているばかりでなく、悪意に満ち、醜い行為なのである。

<評> 福岡伸一 青山学院大学教授・生物学
=================================引用終わり
(・・・美醜の基準を・・・だとよ、かっこええ~~)

1冊1995円の2冊組みなんてとても買えませんし、
読む予定はありませんが、福岡の言いたいことはわからんでもないです。


福岡伸一が武田邦彦の事を言っているのかどうかは知りませんが、
武田センセーこんなことを言っているみたいですよ。
http://www.news-postseven.com/archives/20110731_26472.html
================================引用はじめ

「生態系守る」は時に害虫守り
途上国の人見殺しにすることも

2011.07.31 07:00

 近年、「生物多様性」というキーワードをよく耳にする。いわく、「生物の種類が年々減っている」「絶滅危惧種を守らなければいけない」……至極ごもっともに思えるこれらの主張。だが、果たしてそれは本当か? 話題の新刊『生物多様性のウソ』(小学館101新書)を著わした武田邦彦氏が、そこに潜む偽善と欺瞞を喝破する。

 * * *
 ハマダラカという蚊によって媒介されるマラリアという病気は、ペストやコレラなどと並ぶ人類の最大の病気です。第二次世界大戦後、殺虫剤のDDTが発明され、国連は「マラリア撲滅運動」を展開。アメリカ、ヨーロッパ、日本などの主要な先進国のマラリア患者数は1960年までにほぼゼロになりました。

 DDTは極めて優れた殺虫剤で、昆虫の神経細胞を選択的に破壊するので、人間やほ乳動物、鳥類などには影響がなく、虫だけを殺すことができます。DDTのおかげで、マラリアの撲滅は時間の問題と考えられていました。

 ところが、1963年に生態学者のレイチェル・カーソンが『沈黙の春』を出版し、農薬による自然破壊を警告しました。彼女の着眼点は評価できるものですが、学問的に言えば、「DDTが鳥類に(直接)害を及ぼす」という見解は間違っていました。実際にはDDTの使用で昆虫が減ったため、それをエサにしている鳥が減ったのです。この問題は「DDTの使用量を制限する」ことで解決できたはずですが、環境運動家が社会問題として取り上げて騒いだため、学問的に冷静で合理的な判断をすることが不可能になり、一気にDDTは製造禁止にまで突き進んでしまいました。

 DDTの代わりに人間や他の動植物にも多少害のある農薬が使われるようになっただけでなく、DDTが使えなくなったために発展途上国ではマラリア撲滅計画が頓挫し、4000万人もの人々が犠牲になったのです。今も毎年100万~200万人の犠牲者を出しています。

 環境運動では、物事のある断面だけを取り出して社会問題にする傾向があり、科学と無縁の世界に陥りがちです。「生態系を守る」とは、害虫を守って開発途上国の人間を見殺しにすることなのでしょうか。

================================引用終わり
これってバトルでしょうか?

武田の論議のすり替えはシロウト目にも明白ですね。

私たち日本人は、マラリアに罹って死ぬことはなくても、
科学物質や放射線によるがんに罹って死ぬ人が大半でしょう。
だからといって、抗がん剤によるがん撲滅作戦が、
副作用による問題で製造中止になって頓挫したからといって、
日本人が見殺しにされたとは思いませんよ。少なくとも私はです・・・

先進国では、マラリアが減ったというのは本当です。(つまり昔はあったということ)
しかし発展途上国とは、環境や生活の質が違うので、同列に並べるのは変です。
網戸や蚊帳、水溜り対策を考慮に入れず、殺虫剤だけでマラリアを撲滅するということは、
ハマダラカを撲滅させることであり、ハマダラカを撲滅させるということは、
他の益虫も撲滅するということではないでしょうか。

もうひとつは、私は、鳥のエサが減ったとは思いません。
私の家にはネコの額ほどの庭があります、殺虫剤をなるべく使わないようにして
わずかばかりの植物を植えていますが、害虫に悩まされています。
カキの毛虫の大発生、ベニカナメモチのイガムシ、バラのスリップス、
ヒャクニチソウのバッタと、アリとムカデは家の中まで入ってきました。
厄介な害虫が増えたような感じがします。

(武田センセーは「お前らみたいなやからがいるから、マラリアが撲滅できないんだ。」と、
遠まわしに言っているんですよね。
この論法は、原発には反対だというブログ記事を書いたときに、アタマのおかしな人が、
原発事故が起こったのはお前らのせいだ、とコメントしてきたのと似ています。)


植物性のエサ、写真はマンリョウ、3月に入っても、まだ実をたくさんつけたままです。
RIMG0842.jpg
アオキも・・・
RIMG0843.jpg
(いずれも3月5日撮影)

武田センセーはいったいどういう生活をしているのでしょう。
テレビ局を渡り歩いているので、自然と触れ合う機会がないのかもしれません。
武田センセーのお庭はDDTなんてなくても殺虫剤たっぷりだから虫もなーんにもいないのでしょう。
お気の毒です。

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発展途上国がどうのこうのといっている場合ではありません。
とうとう私たちの足元に、火がついてしまいました。
アルゼンチンアリにご用心 繁殖力強力、
7府県で拡大中
http://www.asahi.com/eco/NGY200905230033.html
ニューヨークのナンキンムシ被害、
国連本部ビルまで拡大

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-17878620101028
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    『世界を騙しつづける科学者たち』 の書評が3月4日の朝日新聞読書面に掲載されていた(筆者は福岡伸一)。    それによると、レイチェル・カーソンが今、ネット上で徹底

  • 2012/03/06 (Tue) 20:03
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