残念なニュースがあります。

中日新聞の中日メディカルサイトにこんな記事がありました。
==================================引用はじめ
妊婦さん困りごとは? 
愛知県が妊娠届け出書にアンケート

(2012年2月8日)
孤立対策早期に 虐待も予防
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120208163946507

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 妊娠初期から妊婦の悩みを把握し必要な支援をできるよう、愛知県は4月から、各市町村の妊娠届け出書に困りごとなどのアンケート項目を加え、県内で様式を統一する。全国でも珍しい試みという。核家族化や貧困、望まない妊娠、未婚などさまざまな要因で孤立しがちな妊婦を早い段階から支えるとともに、虐待の予防にもつなげたい考えだ。

 通常、妊婦は医療機関での妊娠確認後、妊娠届を市町村に提出し、母子健康手帳などの交付を受ける。県児童家庭課によると、届け出書はこれまで市町村ごとに様式が異なり、住所氏名、生年月日、医療機関など母子保健法で定められている届け出項目を記載するだけの自治体も多かった。

 今回統一する届け出書は、従来の基本的な届け出事項に加えて、13項目のアンケートを記載。出産回数などに加えて、「妊娠が分かった時はどんなお気持ちでしたか」「困った時に助けてくれる人はいますか」などの質問が続き、喫煙や飲酒、不眠やうつ状態の有無をチェックする項目もある。

 また、従来の届け出事項欄でも既婚か未婚か、健康保険の種別で生活保護家庭かどうかを確認する項目を新たに設けた。

 厚生労働省が昨夏公表した子どもの虐待死に関する報告書によると、死亡事例の4割以上がゼロ歳児で、望まない妊娠や母子手帳が未発行の事例も多かった。

 これらを背景に、県は早期の相談・支援体制の充実が必要と判断。妊娠届け出の段階からケアが必要な家庭を把握し、産科医や保健所と連携して支援していくことを決めた。

 届け出書の原案作りに関わった県医師会の可世木(かせき)成明理事は「妊娠全体の中で虐待に至るケースは一部だが、社会的リスクの高い事例を各機関が連携して早期にケアしていくことで、1人でも不幸な赤ちゃんを減らしたい」と話している。

=================================引用終わり

さくっと読むと、よさげなことが書いてあるように感じます。
孤立や虐待が防げるなんてすばらしいと・・・

しかし人間を選別する方法は書いてあっても、
具体的な解決策が書いてありませんね。




3月5日の朝日新聞名古屋版にも、愛知のアンケートについての記事がありました。

見出しは
妊婦さん悩み教えて
虐待予防愛知全市町村が調査
来月から

この記事の中に以下のような事例が書いてありましたので抜粋、引用します。
==================================引用はじめ
シグナル読み取って
愛知の助産師経験語る

産婦人科の現場は、これまでも出産直後の「虐待予防」に関わってきた。愛知県内のある助産師に、「出産後1年たった今も見守っている」という女性の事例を聞いた。
長年の不妊治療によってできた子どもなのに、その女性は妊娠中から笑顔が消えた。
出産の準備をしようとせず、おかしいと思って早めに入院させた。出産後はちょっとしたことでもすぐに泣いた。
退院する際に「実家だと思って気軽に帰ってきて」と送り出すと、すぐに電話がかかってきた。子どもが泣き止まず、「もう少しで子どもを投げそうになりました」と打ち明けられた。
夫の協力が得られなかったこともストレスになっていた。女性は子どもに笑顔を見せることも、話しかけることもできなかったという。
院長の指示でメンタルクリニックを紹介し、投薬治療を受けてもらった。今は落ち着きを取り戻し、ときどき会って状況を確認している。助産師は「子育てに不安を感じている妊婦は何らかのシグナルを出している。それを読み取って、今後もケアをしていきたい」と話している。(柿崎隆)
==================================引用終わり

今後も・・・だなんてもうやめてください、はっきりいって。
こんなお仕事ならAKB48で十分です。
長年の不妊治療、妊娠、出産、育児で疲れてヘトヘトなのに、
どうして泣かないで、笑顔を見せたり話しかけたりしなければいけないのでしょうか。

にもかかわらず、夫の協力が得られなくてストレスになっているのなら、
そちらをどうにかするべきではないでしょうか。
子どもがあかちゃんのうちなら、ごまかしは利きます。
誰か家事や育児を手伝ってくれる人を探すべきでしょう。

また情報を交換、共有できるネットワークにつながることも、孤立しない方法でしょう。
精神科の投薬治療なんかを受けてしまったら、そのほうが孤立ですよ。
家族が医者に話を聞きたいと思っても、プライバシーだとかなんだとかといって、
切り離されてしまう危険性があります。

虐待というのは、暴力だけではありません。
子どもが死ななければいいということではありません。
お母さんが薬を飲んでラリっているのも虐待でしょう。
パチンコに通いつめていたり、昼間から酔っ払っているのと何も代わりません。

あかちゃんの頃ならごまかしは利きます。
しかし子どもも物心が付くようになると、親を見抜きます。
現実の問題に向き合わないで、薬に逃げたことをすぐ非難し始めるでしょう。
これこそ孤立どころか、家族バラバラでしょう。

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