登校拒否研究室-からです

診療内科医、赤沼侃史さんのサイト
-登校拒否研究室-からです。

朝日新聞に、投稿されたようですが、名古屋版には載っていなかったので、
ここに転載させていただきます。
http://www.toukoukyohi.com/

===============================引用はじめ

いじめをなくすには

今日(八月六日)の朝日新聞 9面 声の欄に 「指導でなく共感持ち聞こう」という題で、私の解決法の私の提案が載っています。是非読まれてみてください。なお、原稿とかなり異なっていますので、原稿を掲載しておきます。

いじめをなくするには

滋賀県大津市内の自殺した中学生が通っていた中学校は、09年から10年にかけて文部科学省から「道徳教育実践研究事業」推進校に指定され、道徳教育については先進的な取り組みをしていました。現在も「ストップいじめアクションプラン」と言って「いじめをしない、させない、見逃さない、許さない学校」のスローガンを掲げて、教職員のアクションとして「いじめ等の問題行動の早期発見早期対応(月一回のアンケート調査の実施)」「機会をとらえた適切な指導」を実践しているとのことでした。その中学校で酷いいじめがあり、生徒が自殺をしました。

 この事実は何を意味するのかを考えてみる必要があります。つまり、道徳教育の専門家、いじめ対策の専門家の対応法で、いじめはなくならないばかりか、場合によっては自殺者が出るほどいじめが酷くなるという事実です。アンケートや面接で、学校や専門家は子どもからいじめについて話を聞き出そうとします。そのときの子どもたちはほとんどすべてよい子を演じてしまい、ほんとうのことを話さない場合が多いです。

 いじめをしている子どもですら、いじめは悪いことだと知識として知っています。しかし自分たちがしていることがいじめだと認識していない事実があります。自分たちがしたことで何かの事件になって、振り返って、初めていじめであったと分かるのです。子ども達がしていることをその場で判断するのでは、大人でもいじめか遊びなのか分かりません。

 いじめをなくする方法の一番は、教室の中に学校とは関係ない大人が絶えずいて、子どもの話を丁寧に聞く必要があります。決して子どもたちを指導するのでなく、子どもたちに共感しながら聞き続ける必要があります。子どもたちは無条件で話を聞いてくれる大人を求めているからです。また、同時に子どもたちの姿を大人自ら見て、理解しておく必要があるからです。

授業中も教室にいて、子どもたちが一体感を感じる必要があります。学校と関係している大人、一時的にしかいない大人、子どもを指導しようとする大人には、子どもがよい子を演じてしまい、心の内を素直に表現してくれなません。

===============================引用終わり

僭越ながら意見を書かせてもらうなら・・・

【子どもの話を丁寧に聞く必要があります。決して子どもたちを指導するのでなく、子どもたちに共感しながら聞き続ける必要があります。子どもたちは無条件で話を聞いてくれる大人を求めているからです。】

子どもとの付き合いは、これに尽きると思います。
どんなに小さな子どもでも、成人した子どもでも・・・です。

学校の「講義をする」というスタイルは、子育てにそぐいません。
子どもの(人間の)話を聞くことが、子どもの(人間の)心を育てることになります。
私は子育てをするうえで、こういうことを重視してきました。

「大人が聞きたいことば」を、訊きだすのではありません、
「子どもが話したいこと」を、訊くんです。
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