![ftr_img2[1]](http://blog-imgs-67.fc2.com/a/o/a/aoamanatu/20140423103835781.jpg)
(エリカ・アンギャルも出てたし・・・怪しい・・・
それともやっぱ、カリフォルニアくるみ協会のちょうちん番組だったのかなー?)
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なんか昨夜、ボケっとテレビを見ていたら、
みんなの家庭の医学で
クルミが身体にいいとか言ってましたね。
はっきり言って、クルミの油はよくないです。
結論を言っちゃうと、リノール酸が多すぎて(61%、n-6)、
テレビで良いと言っていた、リノレン酸(13%、n-3)との
割合のバランスが悪すぎるんです。
n-6と、n-3の比率は、大きく違わないほうがいいです。
昔は、リノール酸が身体に良いといわれていて、高級サラダオイルの、
売り込みに、リノール酸、リノール酸、と耳にたこができるぐらいに、
言われていたんですが、過剰摂取が問題になるということで、
最近は、ぜんぜん耳にしなくなりました。
何にしろ、バランスが悪くては、話になりません。
このバランスが悪いと、心疾患や乳がん(月経周期が短くなる?)になったり、
アレルギーになったりするといわれています。
この番組に出ていたお父さんは、クルミを食べて、薬みたいだといっていましたが、
そんな、味覚のわからない人に、無理に食べさせても、
料理をするお母さんも食べさせられるお父さんも、ストレスが溜まるだけです。
止めた方がいい!!
それに、ごまやほうれん草と比べるのはまったく無意味です。
n-6、n-3に関しては、普通に売られているサラダ油に単品で、
あるいは配合として使われている、キャノーラ油、
菜種油ですね、それの比率が、リノール酸、22%、リノレン酸11%ですから、
そっちを揚げ物や炒め物に使ったほうが、ずっとバランスが良いわけです。
精製された油は酸化が問題だというのであれば、揚げ物は止めても
魚は食べるだろうから、
ドコサヘキサエン酸(DHA)
イコサペンタエン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)などの、
n-3は多く含まれているので(だいたいですが20~30%ぐらい)
まったく不足する事は無いと言っていいと思います。
ここからが問題なんですが、
こういういわゆる、さらさら油ですね、
リノール酸が融点マイナス5℃、リノレン酸がマイナス11℃という
ものすごくさらさらした、不飽和脂肪酸ばかりを摂っていると、
脳出血になりやすいんです。
私の母と、祖母は、脳出血になりました。
母の実家は農家で、川漁師もやっていました。
まあ、菜食主義と言っていいような
食生活であったと思います。
その家に、クルミの木がありました。
母が倒れて入院中に家の片付けをしていたら、
クルミの買い置きがたくさん出てきました。
母は、昔を懐かしんで食べていたのか
健康にいいと思って食べていたのか、
それとも前世が、リスだったのか・・・それはわかりませんが、
怖いですよ、
さらさら油は、出血しやすくなるんだそうです。
NK細胞の活性化を抑制し、がんになりやすいとも言われています。
(n-3が、アレルギーに良いという事は、がんになりやすい?)
私はこの番組を、ぶるぶる震えながら見ていましたね。
魚や、植物には体温はありません、
冬の寒いときでも、水の中、氷の下でも体温なく生きていけなければなりませんから、
さらさらオイル(不飽和脂肪酸)でなくては、生きていけないのでしょう。
でも私たちには体温がありますから、そんな必要はありません。
体温マイナス11℃なんてことは絶対ありえません。
実際、ヤシやカカオといった熱帯でしか生きていけない植物は、
体温を持った動物と同じように、
硬い油、飽和脂肪酸が多かったりするのです。
飽和脂肪酸と、不飽和脂肪酸とのバランスも大切です。
でもいちいちそんなことを計算していては、生活できませんから、
体温のある動物の肉も食べ、魚も食べ、ナッツも食べ、野菜も食べれば良いわけです。
人間の身体は、豚さんに似ているといいますから、
ブタの脂を見習ったほうが、いいのではないでしょうか。
テレビ局も、大金をかけて、まったく無意味どころか危険な番組を、
作るとは・・・ばかばかしくてやってられません。
(以上、数字%は脂肪酸組成表によるものです。)
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不飽和脂肪酸
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