レジスタントスターチで痩せられる?

先日見た番組です。

テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」
名医が教えるダイエット法・7月21日放送


http://tv.1043.in/ima20150721/

この手の番組はハナっから疑ってかかるというのは鉄則ですが、
それにしても池谷敏郎さんという人も、変わった方ですね。
フェイスブックには、自分の顔のアップ画像が、いっぱい出てくるのが面白い。
なるほどこういう人なのかと、納得してしまったような次第です。
ネットで書評なども読んでみたのですが、
いったい何が言いたいのかさっぱりわかりません。
名医ねぇ??

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番組自体が突っ込みどころ満載なんですが、
とりあえず
「痩身にレジスタントスターチが効果がある」が
本当かどうかを検証してみたいと思います。


本題の前に、ちょっと整理しておきたいことがあるのですが、
レジスタントスターチと、βでんぷんを一緒にしている人がいるようですね。

カルピンチョ先生のブログですが、
βでんぷんとレジスタントスターチが同じものだったのかしらと、
これを読んでいたら頭の中が混乱してしまい、
えらく検証に時間がかかってしまいました。
冷めたおにぎりであればでんぷん
β化してるので食べても血糖が上がらないwww

http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat6/post_232.html

βでんぷんとレジスタントスターチは、別物ですよね。
今話題になっているのはβでんぷんではなくて、レジスタントスターチです。
これを混同しないでください

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あらためて・・・
レジスタントスターチは、痩身に効果があると言えるでしょうか。

私的にレジスタントスターチの説明がわかりやすかったのは、
ウィキペディアでした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/レジスタントスターチ
========================引用はじめ(抜粋)
食品中に含まれるレジスタントスターチ[5]
食品                レジスタントスターチ含有量
                   (乾燥重量あたり)
パスタ                  1.4 %
コーンフレーク              2.8 %
インゲンマメ(水煮)           5.3 %
コーンスターチ              0.99 %
ハイアミロースコーンスターチ       43.0 %



食品中に含まれるレジスタントスターチ[10]
食品               レジスタントスターチ含有量
                 (食品100gあたり、グラム)
ライ麦パン(全粒粉)           3.2
トルティーヤ(とうもろこし)       3.0
オールブラン(ケロッグ)         0.7
コーンフレーク             3.2
グラノーラ               0.1
オーツブラン(シリアル)         1.0
ポテトチップス             3.5
バナナ(生)               4.0
パスタ(小麦、調理済)          1.1
白米(長粒種、調理済)          1.2
インゲン豆(調理済)           2.0
ポテトサラダ              1.0



レジスタントスターチを摂取するメリット[編集]

血糖値の上昇抑制[編集]

 通常のでんぷんは、摂取すると小腸で消化酵素によって分解されてグルコースになり、血液へ取り込まれるため血糖値が上がる。これに対し、レジスタントスターチは消化酵素によって分解されにくいため、血糖値の上昇が低く抑えられる事が分かっている[11]。 EUでは、レジスタントスターチを14%以上含む食品について「食後の血糖応答が小さい」という内容の表示(ヘルスクレーム)をすることが認められている[12]。

腸内発酵性[編集]

 大腸に届いたレジスタントスターチは、腸内細菌によって発酵されて、酢酸、プロピオン酸、酪酸、コハク酸などの有機酸に変えられる。このような有機酸は、腸内を悪玉菌が活動しにくい弱酸性に維持する効果があり、善玉菌を育てやすくする。さらに、大腸から体内へ吸収されて大腸癌の予防、大腸炎の予防、中性脂肪やコレステロールの上昇抑制、インスリン抵抗性の改善など、全身の健康維持に役立っていることが分かっている。[13][7]

空腹感の抑制[編集]

 レジスタントスターチを多く含んだ食品を摂ると、小腸でおだやかに消化され、大腸ではゆっくりと発酵されて有機酸になるため、摂取してから時間をかけて体に吸収される。このため、朝食に食べると昼食、昼食に食べると夕食の空腹感や食欲を抑えるセカンドミール効果により、食事量を抑えられると言われている。[2]

摂取カロリーの抑制[編集]

 でんぷん1gあたりのカロリーは通常4kcalとみなされているが、レジスタントスターチのように小腸で消化されず、大腸で腸内細菌に発酵されて有機酸として吸収されるでんぷんのカロリーは1gあたり2kcalと、通常のでんぷんの半分とされている。[14] 

==========================引用終わり

まず、食品中に含まれるレジスタントスターチがすごく少ないとわかります。
たとえばポテトサラダなんかだと、でんぷんの多いジャガイモを、加熱調理してから
確実に冷やした状態で食べるわけですが、レジスタントスターチは1%しかありません。

ゆでたジャガイモには約17%のでんぷんがありますから、
それにマヨネーズや具を混ぜたとしても、
多く見積もってもジャガイモの糖質中の、1割以下と言っていいでしょう。
http://gattcha.com/?p=134
レジスタントスターチがいちばん多いと言われているジャガイモでこの量です。

potatesyoko[1]


ウィキペディアの表から言えることは、
普通のでんぷんを、普通に加熱調理して、それから冷やしても
すべての澱粉がレジスタントスターチになるわけではなく、
その中の数%に過ぎないと言えます。

問題なのは残りの9割の糖質が、
消化酵素で消化され小腸で吸収されてしまう
普通の糖質だということでしょう。
(ただしごく少量の食物繊維も含みます)


バナナにはレジスタントスターチが比較的多いみたいですが、
バナナには20gの糖質があり
バナナ100gの中には約16gの普通の糖質があるということになりますね。



btn-consulting1[1]

こちらはレジスタントスターチ米のサイトです。
http://www.yukihikari.com/kitamizuho/
このサイトにある表は転載禁止なので転載できませんが、
コシヒカリはレジスタントスターチは検出せずになっています。
レジスタントスターチ米100g中レジスタントスターチは3400㎎
たった3.4gです。
白米100gには約77gの糖質がありますので残りの73.6gは、
普通の糖質とごくわずかの食物繊維ということになります。



これらから言えることは、
普通の食品中のレジスタントスターチの含有量は少なく、
加熱調理したものを冷やしても、たくさん増えるわけではない。

しかしウィキペディアのメリットの記述を読むと、
レジスタントスターチと乳糖の性質はそっくりなんですね。

それもそのはず、
当ブログの過去記事で引用させていただいた
城西国際大学薬学部の論文には、こんなことが書いてあります。

【プレバイオティクスの代表的存在であるレジスタントスターチやオリゴ糖といった難消化性糖質のCaやMgに対する吸収促進作用に関する研究は、1960年代に行われた乳糖のCa吸収促進作用に関する研究に端を発している。】
http://aoamanatu.blog.fc2.com/blog-entry-723.html

レジスタントスターチの研究は、乳糖の研究に端を発しているんです。
レジスタントスターチと、乳糖は、ほとんど同じと言っていいと思います。

しかも牛乳の糖質は99.8%が乳糖で0.2%がオリゴ糖です。
牛乳の糖質は100%レジスタントスターチと同様の糖と言っていいと思います。

牛乳の場合、ご飯やジャガイモのように、
レジスタントスターチの割合はごくわずかで、
ほとんどが普通の澱粉や糖類であるということはありません。

しかしそれでもですよ、
牛乳だけを飲んで、血糖値を測ると、
ご飯ほどではなくても、やっぱり血糖値は上がるのです。
乳糖の一部は小腸で消化吸収されるからです。

牛乳つまりレジスタントスターチ100%といえども、
糖尿病の人、重度の肥満の人、血糖値の上下で摂食スイッチが入る人には、
勧められるものではないでしょう。
これは植物性のレジスタントスターチ100%であったとしても
同じように言えることではないでしょうか。

(以上画像は、お借りしたイメージです、本文とは関係ありません)
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コメント

No title

フォミ様、こんにちは。
牛乳論争と同じでレジスタントスターチも各方面から色々な説があって
情報が錯綜して自分で調べて考えないと混乱してしまいますね。
陰謀論者の医者としてお馴染みで牛乳有害論で有名な内海先生も穀物や
根菜の炭水化物も冷やせばレジスタントスターチが増えて食物繊維的な
働きをして健康的効果があるとしていますがこのお方牛乳とレジスタン
トスターチの関係についてはお調べになったんですかね。
内海先生に言わせれば私もきっとグーミンでしょうから彼の論旨を正確
には理解してないかもしれませんが。
http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-387.html#cm

私自身は炭水化物の糖質も冷やそうが暖めようが変わらないと思います
ので食べませんけどw。

  • 2015/07/25 (Sat) 09:44
  • ふるたか #-
  • URL
No title

ふるたかさん、

>このお方牛乳とレジスタントスターチの関係についてはお調べになったんですかね。

調べてはいないでしょう。
お客に玄米や塩を売りつけ、
自身はお酒を飲んで、ラーメンを食べておなかが出ているウツミンは
グーミンでクレクレ君なので、もしも情報収集はできたとしても
情報を整理するとかそれに責任を持つとか自分の頭で判断するとかいった行動はできないでしょう


それにしても内海さんって文章が下手ですよね。
漢字の使い方がまちがっているとかそういう問題ではありません。
相手に伝えたいという信念が全然ないからいったい何が言いたいのか伝わりません。
あなたの取り方です、と作文が下手な責任を読み手に転嫁しています。

ちなみに、ブログの中の
>そしてレジスタントスターチは腸内細菌の活性にも役立つという。いわゆる冷えた玄米おにぎりなどはレジスタントスターチに入る。蕎麦を食べるなら冷たい方が良いというのもレジスタントスターチに入る。

レジスタントスターチ”に”ではなく、
正しくはレジスタントスターチ”が”です。

たった1字で意味が全く違ってきますね。
ミスリードはいけません。

  • 2015/07/25 (Sat) 13:53
  • フォーミディブル #Ptq.3me.
  • URL

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