フードファディズム・・・トンデモ情報には、たいていトンデモ先生がからんでいるという事実

いつも参考にさせてもらっているフェイスブック、
Eat Butter (バター&乳製品) からです。

先日、チーズには麻薬並みの依存性があるというニュースが流れましたが、

このニュースはとんでもないメディアの曲解と、
ヴィーガン系のトンデモ学者によって、ミスリードされた、
ひどいニュースであったらしいというのです。

======================フェイスブックより引用はじめ

BLHUiCACIAYmxh6[1]

Masayo Takagita

11月5日 8:27
.http://togetter.com/li/895226
②化学物質カゼインが中毒のもと
ミシガン大学の研究者たちは最初に、いわゆる「病みつき」になりやすい、習慣性になりやすい食べ物は何かを調査した。そして出来上がったリストの第1位はチーズ(特にピザの)だった。
③では、なぜそんなにチーズは癖になるのか? 研究者たちはそれを解明し、カゼインという化学物質に行き着いたという。
④体内で麻薬成分に変化
カゼインは代表的なリン酸化タンパク質で、牛乳やチーズに多く含まれる。このカゼインが体内で消化・分解されると、様々な種類のカソモルフィンという物質に変わる。
⑤カソモルフィンには麻薬成分と同じ効果(オピオイド効果)があり、脳に幸福感や高揚感をもたらし、人を中毒にさせてしまうのだ。
科学的に言うと、カソモルフィンが脳中枢のドーパミン受容体の機能を狂わせて、中毒を誘発するということになるらしい。
⑥加工乳製品がそうなりやすい
麻薬成分の元ともいえるカゼインは牛乳にも多く含まれている。だが、牛乳中毒になることはまずない、と研究者は言う。多く含まれているといっても、チーズに含まれる多さとは比較にならないからだ。100gのチーズは約1リットルの牛乳が濃縮されて出来ている。
⑦チーズのような加工乳製品にはカゼインが濃縮されており、それだけ常習性がつきやすいとのこと。
(以上)
この記事には引用元の論文が載っていた。Which foods may be addictive? The roles of processing, fat content, and glycemic load.https://t.co/mbiACWxGdd
幸いフルテキストがpubmedに掲載されていたわ
(元文献)ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… 
これを読んで、私は「あれ、英語力が無くなったのかな?」と錯覚するくらいの衝撃を受けた
この論文に『カゼイン』、『カゾモルフィン』という単語は一言も記載されていません
確かに論文のTable3にはピザが1位にランクインしていたが、この研究は、『精製された(processed)』かそうでないもの、どちらが嗜好性が高いかを示したものです
論文にはニュース記事の③~⑦までの記述が一切記載されていません。
これを発表した研究者は記者を殴ってもいいと思う(私ならそうする)
それでも、『カゾモルフィン』には依存性があるのか不明であったため、私独自に文献を漁ったわ。
『casomorphin dopamine』の単語検索で結果0件。
『casomorphin addiction 』の単語検索でようやく1件論文が見つかったわ。
見つけた論文:An assessment of the addiction potential of the opioid associated with milk.https://t.co/bIlMLEzFb3
この論文をかいつまんで説明すると、ラットにプラセボ、βーカゾモルフィン、モルヒネ、を投与し、それぞれ依存性があるのか調べたというものよ。
結果は依存性無し。
Ingestion of milk products containing beta-casomorphin is not likely to become the focus of an addiction.と結論に明記されていたわ。
私の調べた範囲では、『チーズが麻薬(モルヒネ)様の作用を持ち、依存を形成する』→だからチーズには依存性がある。
ということを論じた文献は無かったわ。
確からしいことは、『精製された脂肪、並びに砂糖を使用した食品は、生の食品よりも嗜好性が強い』ということだけよ。
もちろんチーズのような食品は高カロリーだから、摂りすぎには注意が必要よ。だけど、麻薬と同じ薬理作用を示す、という根拠はどこにもないわ。

===============================引用終わり


CS35fL7UYAAOtNc[1]


新薬たんさんのtogetterからです

http://togetter.com/li/895226
フードファディズムに警鐘を鳴らす【チーズの依存性を例に】
10月24日付けのニュースで『チーズには麻薬と同じ常習性があると判明:米大学調査』という記事が掲載されました。
その記事のソースを調査したところ、余りにも酷い曲解がなされていたので、新薬たんなりの訂正と解説を加えることにしました。
ShinHiroi 19323 view 40 コメント



上の記事の続報です。
==========================引用はじめ

http://togetter.com/li/895748
【なぜチーズにはドラッグと同じ依存性があると報道されるに至ったか?】
11月03日の【フードファディズムに警鐘を鳴らす】では、メディアが情報を曲解した。と結論づけました。
しかし、情報を精査したところ、トンデモ科学者がこの騒動に関わっていたことが明らかになったため、続報をまとめました。


新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 17:53:16
【なぜチーズにはドラッグと同じ依存性があると報道されるに至ったか?】
昨日、私は「メディアが曲解した」と結論づけました。
しかし、再度情報を精査したところ、トンデモ科学者も一枚嚙んでいることが分かりました。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 17:55:24
恐れ入りますが、本記事は、フードファディズムに警鐘を鳴らす【チーズの依存性を例に】togetter.com/li/895226 
の続きとなりますので、未読の方は上記のまとめをご覧頂いた上で当記事を読んで頂ければ、と思います。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 17:58:45
先日、私は『チーズには依存性がある』というニュースを「irorio.jp」より入手しました。
その後、いくつかのニュースサイトを検索し、ライブドアニュースに一つの情報を見つけました。(URL)news.livedoor.com/article/detail…

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 17:59:54
以下、ライブドアニュース
【納得】チーズにはドラッグ並の依存性があることが判明
より一部抜粋します。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:00:36
チーズ依存症の鍵となるのはカゼインと呼ばれるタンパク質。チーズから発見されたカソモルフィンと呼ばれるアヘン様物質を放出します。Physicians Committee for ResponsibleのNeal Barnard博士によるとチーズは「乳製コカイン」だとのこと。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:03:24
この部分が鍵で、『Neal Barnard博士』は、Which Foods May Be Addictive?(URL)ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…
の論文を発表したミシガン大学の研究者とは何の接点もありません。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:05:38
では、『Neal Barnard博士』とは何者なのか?
私は『Physicians Committee for Responsible』のサイトを調べました。
(URL)pcrm.org

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:06:59
『Physicians Committee for Responsible』の解説には、A non-profit organization that promotes preventive medicine, encourages higher standards

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:07:22
for ethics and effectiveness in research, and advocates broader access to medical services
と記載されていました。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:11:43
(新薬たん訳)
NPO団体。予防医学、高い倫理性を持つ医師の団体。
『Neal Barnard博士』はこの団体の設立者でした。
(URL)pcrm.org/media/experts/…

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:15:14
『Neal Barnard博士』は動物実験反対、ヴィーガン食推進、を主張している人物でした。
(URL)en.wikipedia.org/wiki/Neal_D._B…

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:17:04
ヴィーガン食とは何か?
『動物製品の使用を行わない生活様式である。』
Wikipedia:ヴィーガニズムより抜粋
(URL)ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4…

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:21:18
次に、私は『Neal Barnard博士』が発表した論文79報全ての表題に目を通しました。
その論文の中で、『チーズないしは牛乳がオピオイド様作用を示し、依存性を形成する』という研究は一つもありませんでした。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:22:10
『Neal Barnard博士』が発表した論文の中で、特に私の目を引いたものをピックアップします。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:24:28
Acceptability of soymilk as a calcium-rich beverage in elementary school children.
豆乳は小学校の生徒に勧められる。
(URL)ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16567156

中国語たん@十四松ください @zhongwen_tan 2015-11-04 18:26:54
@ShinHiroi 細かいですが,小学生は「児童」ですー(*´ー`*)
中学生・高校生が「生徒」っす(・ω・)ノ

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:26:05
Animal research is wasteful and misleading.
動物実験は無駄であり、(研究者を)ミスリードさせる。
(URL)ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9000765

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:29:22
Usefulness of vegetarian and vegan diets for treating type 2 diabetes.
菜食主義並びにヴィーガン食は2型糖尿病治療に有効である。
(URL)ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20425575

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:33:23
海外のサイト、『The Telegraph』でも、『Cheese is addictive as drugs, study finds』チーズはドラッグに匹敵する依存性を持つ、と扇情的な見出しで記事になっていました。
(URL)telegraph.co.uk/news/worldnews…

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:36:33
『The Telegraph』サイトに『Neal Barnard博士』のインタビュー動画が載っており、動画の19分~21分辺りのところで、『Neal Barnard博士』は「チョコレートはオピオイドの様な作用がある」と述べていました。
チーズについては一切言及がありませんでした。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:38:30
(私見)『アヘン様物質』、「乳製コカイン」という言葉にも疑義があります。どちらも依存性を持ちますが、薬理作用は正反対だからです。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:42:37
(私見)
『アヘン様物質』であれば、オピオイド受容体に作用し、鎮静、多幸感をもたらします。(いわゆるダウナー系ドラッグ)。
「乳性コカイン」であれば、ドパミン、ノルアドレナリン、セロトニン輸送体の阻害効果を持ち、覚醒作用と興奮が起こるはずです(いわゆるアッパー系ドラッグ)。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:46:31
『結語』
完全に新薬たん個人の考えですが、
①ミシガン大学の研究者らが『精製された食品は生の食品よりも嗜好性が高い』という論文を発表する。
②ヴィーガン食を推進する『Neal Barnard博士』が、仮説のみで「カゼインには依存性がある」と発言する。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:49:48
③メディアが、①と②を混同して、研究者ら(ミシガン大学のグループと、『Neal Barnard博士』)によると「チーズには違法ドラッグ並の依存性があり、それはカゼインによる」と発表する。
こういった流れで情報が流布されたのだと思います。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:52:52
『Neal Barnard博士』が一番の問題人物で、「科学的な証拠も無いのに、自分の仮説をさも『実験で証明された事実』であるようにミスリードした」
ことが今回の騒動の発端と言えるでしょう。

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 18:55:43
科学の大原則は、「仮説を立て」→「実験や観測を行い」→「その結果を元に結論を出す」ということです。
『Neal Barnard博士』は「仮説」=「結論」とする科学者としてあるまじき態度を取っています。

(中略)

新薬たん @ShinHiroi 2015-11-04 19:01:18
以上で【なぜチーズにはドラッグと同じ依存性があると報道されるに至ったか?】 の考察を終えます。
新薬たんとしては、トンデモ科学者が世論をミスリードした、ことに深い憤りと悲しみを覚えます。

============================引用終わり


当ブログでは、
トンデモ学者、トンデモ医者、トンデモ医療関係者を名指しで批判しています。
(それを目的でそうしているのではありませんが)

どうしてフードファディズムといっていいようなトンデモ珍説がはびこるのかと追及していくと、
たいていトンデモ先生たちの存在にぶち当たるから、
どうしてもトンデモ先生を批判しなければ、話が前へ進まないからそうなるのだと思います。

・・・続く・・・


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  • 2015/11/07 (Sat) 17:47
  • #
No title

上の方、

了解しました。削除しました。
以後気をつけます。

  • 2015/11/07 (Sat) 20:02
  • フォーミディブル #Ptq.3me.
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